特別ゼミ"皮膚における水のダイナミクスから『生命をめぐる水』に迫る"を終えて
今年2月に開講した「生命をめぐる水」の特別ゼミが、約半年間、全6回を経て終了しました。ゼミに参加した6名のバックグラウンドは、健康食品、化粧品、嗜好、発酵など多岐に渡ります。それぞれの分野の知識と水科学の知見が混ざり合って、毎回様々な意見や見解が飛び出し、ユニークな議論が展開されました。
特別ゼミ最終回の課題は、参加者ひとりひとりが「水と生きる」を語ること。ゼミを通してそれぞれが考えてきたアイディアが、新たな研究テーマや、水と健康の未来といった形で発表され、参加者の間で質問が飛び交いました。
安井教授が開講時に伝えた“わかったつもりでいることと真の理解とのギャップを埋める”というメッセージは、回を追うごとにゼミ全体に浸透していきました。参加者からは「長年研究してきたテーマも、視点を変えて掘り下げると、まだまだ未知の領域が見えてくる」との感想が聞かれました。
特別ゼミから生まれたアイディアが、新たな価値に繋がることを期待します。